憲法 判例を読む

憲法、合理的関連性と実質的関連性の違いについて

合理的関連性と実質的関連性の違い

本日は憲法です。

憲法の審査基準を勉強すると、必ず出てくるのが、「合理的関連性」と「実質的関連性」。

しかし、これら2つが指し示す用語の意味がなかなかわからずに困った覚えがありました。

予備校本でもいまいちよく説明されていないし、一番困るのが、あてはめの時。

合理的関連性がないから〜とか、実質的関連性がないから〜とか、適当に書いて終わっていました(笑)

憲法を勉強したことがある人なら誰しも一度はぶつかる謎ワードではないでしょうか。

合理的関連性とは

合理的関連性とは、合憲の推定が置かれる場合の言葉です。合憲の推定とは、ある権利に対する国家の制約が正当化できるか(いわゆる違憲審査基準定立の場面)を判断する場面において、立法事実(立法の合憲性の前提となる事実)があるとの推定を合憲の推定という。

*立法事実があるということは、その規制が目的達成に関連し、必要であるということである。

つまり、合理的関連性ありとは、合憲の推定が置かれる場面の言葉で、関連性があるかどうか不明な場合にも、「合理的関連性がある」と言われる。

実質的関連性とは

他方、実質的関連性とは、違憲の推定が置かれる場面の言葉です。関連性があるかどうか不明な場合には、「実質的関連性はない」と言われる。

違憲審査基準論において、関連性があるか不明な場合には、実質的関連性がないとなり、違憲に働く、ということです。




〜参考図書〜
以上のことは、憲法の急所(木村草太)に書かれていますので、詳しく知りたい方は読んでみるといいと思います。

三段階審査論や司法試験を意識した思考を身につけるのに良書と言われています^^

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