刑事訴訟法

刑事手続の流れまとめ 捜査とは? 公判手続きとは何か?

刑事手続の流れ Part1 全体像を見る

こんにちわ。今日は、刑事手続の流れについてです。まずは、全体像を把握したいと思います。

初学者の方もわかりやすいように、基本的な用語も逐一説明しているつもりです。

それでは、よ〜い、どん!

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1 刑事手続の流れ

  • ①事件の発生→②捜査→③検察官による公訴の提起→④公判手続き

①〜④が刑事手続の主な流れです。今度は、①から順にその内容を詳しく見ていきます。

  • ①事件の発生(捜査の端緒)

→捜査機関が捜査に着手することになったきっかけ、あるいは経緯を捜査の端緒という。

まず、何かしら、事件が起こります。例えば、強盗。(強盗事件が発生した時に近くに警察官がいることは稀でしょう。)つまり、事件が発生し、警察官が捜査を開始するまでのこと、そして捜査のきっかけとなる事件の発生があるということです。これを捜査の端緒と言います。

  • ②捜査

→捜査では、事件を知るための資料が収集・保管される

(刑訴法でよく勉強するところですね、捜査に違法はないか?など)

  • ③検察官による公訴の提起

→捜査を遂げた検察官は、被疑者に対する責任追及のあり方を検討する。捜査を遂げた被疑者に対する検察官の判断を終局処分という。終局処分に当たって選択肢は公訴提起と不起訴処分がある。

 ④公判手続き

中身については別の投稿にて

〜重要な概念〜

刑訴法247条 起訴独占主義

→公訴の提起をすることができるのは検察官のみである。これは、私人による訴追を防ぎ、公訴権を検察官という国家機関に委ねるという意味において国家訴追主義を取っている。

刑訴法248条 起訴便宜主義

→検察官は公訴を提起するか否かの裁量を有している。反対語は起訴法定主義で、検察官に起訴を義務付けている。国によって異なる。

*公訴提起に当たってどのような事実により公訴を提起するか(訴因の設定)も検察官の裁量にある。

*公訴提起とは:国家刑罰権の発動を求めて、その発生原因となる犯罪事実と被告人の犯人性についての審理及び判決を裁判所に求めること。

*不起訴処分とは:検察官が「公訴を提起しない」処分をすること。

公訴不可分の原則

例えば、住居侵入罪と窃盗罪を窃盗のみで訴追したり、未遂を既遂としたりはできない。公訴は、一個の刑罰権の発生原因となる罪の全体に及ぶものであり、これを分割することはできないという原則。

⭐︎一歩先へ

「不起訴処分・公訴取り消しの効果」

検察官が不起訴処分しても、不起訴処分には確定力・一事不再理効は認められず、検察官は一度不起訴にした事件についても改めて捜査を行い、公訴を提起する事ができる。無罪判決の場合とは異なる点に注意。

今回は以上です。次回の投稿では、この全体の流れを踏まえて、より詳細な内容に踏み込んでいきます。

参考図書

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