司法試験合格までの道のり

首都大学東京法科大学院の3次面接の注意点と合格への道筋

首都大学東京法科大学院(以下首都大ロー)では、1次の書類審査、2次の論文、3次の面接を経て、合格者が決まります。

〜出願者数と各合格者数のおさらい〜

一次試験(書類審査)

出願:127人→合格126人

これをみてもらえば分かりますが、まず落ちません。落ちた人は、適正試験の点数が足りなかったか、重大な書類の不備でしょう。

ちなみに僕は書類に不備がありましたが、すぐに電話が来て、その対応をしてくれました。このことからも、ここで落ちる人は適性試験の足切りにかかった人でしょう。

二次試験(論文)

受験者数約120人(不正確なので後に公開される情報をみてください。)→合格95人

論文試験では、約3分の2が合格しています。が、後にのべますが、このときにほぼ合格は決まっているのではないか、というのがネット上、そして僕の意見でもあります。

受験科目は、今年(2015年)から大きく変更になりました。

論文は、民法、憲法、刑法 のみ

民訴、刑訴は短答式に変更になりました。なお、短答式のサンプル問題がHPに出ていましたので、参考にして下さい。

★〜論文式の難易度と感想〜★

民法:毎年総則の理解を中心に、債権各論を絡ませてくるだろうとのことで対策してましたが、その通りでした。基本問題といえば基本問題なのですが、1時間以内に書くには時間が全く足りなかったです。(時間は3教科で3時間与えられます)

憲法:毎年、百選の内容がほぼそのままでます。なので、百選を読み込んでいれば、それなりの解答はできあがるのではないでしょうか。ただ、基本問題だからといって、ちゃんとかけたかと言われれば、微妙でした。2015年は、ため池の判例でしたが、深く読み込んではいなかったため、なんとかして問題の意図を汲み取り、解答を作り上げました。

刑法:これも複雑な問題はでてきません。2015年は、誤想過剰防衛でした。感想としては、誤想過剰防衛をうまく処理することはできず、終わった、と思いました。知っていることをなんとか書いたレベルです。ただ、基本的なところに関しては、理解していることを示す答案を作れたと思います。

民訴:基本問題です。穴埋めに惑わされなければ、アシベツ本を解いている人はごく簡単だったといえると思います。ただ、対策を怠っている人には難しかったはずです。

刑訴:こちらも基本問題。アシベツを1週でもしていれば、解ける問題でしょう。

三次試験(面接)

二次の段階で、ほぼ合格者は決まっていると思いながら、気楽に受験。

まず、受験者は、入ってすぐに適性試験の受験票、そして、受験票を確認され、エレベーターで最上階の大講義室に待機させられます。

そこでは、黒板に受験番号が記載されており、それに従って着席します。なお、受験番号は一定の規則性にしたがってバラバラにされています。

面接会場は、下の階の教室。面接官は2人でした。面接会場は全部で4つにわかれており、比較的スムーズに面接は進んで行きます。

1面接会場ごとに一度に5人ほど名前が呼ばれ、一人が終わったらまた一人、と一人ずつ面接します。集団面接ではありませんでした。

面接の内容は、ネット上では面接官で少し違う様です。僕の場合は以下の通りでした。

1 首都大ローを受験した理由

2 得意科目は?

3 ステメンに書いてあることの補足質問。ここで将来の志望についてもきかれました。

4 2次試験の感想(難しかったかどうか)

以上です。5〜7分くらいですかね。

「君、民法できが悪いね」といわれ、終わったと思いました。(笑)

が、よくよく考えると、面接で民法できが悪いねといっておきながら、もし落とすとするなら、相当に感じの悪い面接官で人間的にどうかなと思いますよ(笑) 結果的に合格できたので良かったです。

最終合格は51人(定員45人)補欠候補4人でした。

とすると、面接で40人は落としたことになりますね。ちょっとびっくりですね。こんなに落とすなら、2次の段階でもう少し落としてほしいですよね。もしかすると、面接のポイントも高いのかもしれませんが、それにしては、面接の内容が淡白すぎる。

真相は分かりませんが、とにかく論文が出来なければはなしにならないのは変わらないのは間違いないと思います。

来年以降の受験生に少しでも役に立てればと思い、記事にしました。もし質問あれば、LINE、Twitterなどなんでもいいです。連絡くれればはなせる範囲でお答えします。

これから僕も、2年間、司法試験に向けて勉強を頑張る身ですので、がんばっていこうと思っています。

以上

 

 

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コメント

    • たなか
    • 2015年 12月 17日

    合格おめでとうございます
    受験の参考に聞きたいのですが、中央と首都ではやはり試験の難易度は中央の方が難しかったのですか?
    それとも、4か月ほどの間にレベルアップしたのでしょうか?

      • gakkimohimohi
      • 2015年 12月 18日

      わざわざコメントありがとうございます。中央と首都の試験の難易度としては、中央の方が高く感じました。しかし、どちらが良く書けたか、と言われれば微妙です。落ちた中央でも、書けなかったとは思いませんでした。
      ただ、その代わり、落ちたことで、お尻に火がつき、首都の試験までの2ヶ月間はほぼ毎日論文を書いたり、本番で書ける論証を頭につめこんでいましたので、レベルアップは確実にしたのではないかと思いたいところです。(笑)

    • ねこ
    • 2015年 12月 24日

    今年首都ロー通って進学予定の者です。お互い頑張りましょう!
    首都LSのブログは中々見かけないのでこのような情報は非常に有益だと思います。特に面接内容は曖昧な情報を頼るしかなかったので・・・。情報提供のために私もひっそりと書いているので見かけたら適当に見てください(笑)
    面接内容について私は得意科目・2次試験の出来については聞かれず、順に法曹志望の理由・併願ロー・併願成功したら首都には来ないのか・興味のある法律分野・併願含め全部落ちたらどうするのかを聞かれました。やはり試験監督によって面接内容は異なるようですね。最後の質問は心臓に悪すぎですが。
    今日この記事を見かけたので遅ればせながら~m(_ _)m

      • gakkimohimohi
      • 2015年 12月 25日

      ねこさん、コメントありがとうございます!
      頑張りましょう!!
      そうですよね、ネットにほとんど情報がないので、面接はひやひやでした。
      そして、おっしゃるとおり、面接官で全然違いますね。
      ねこさんの面接内容、このページをみてくれる後輩受験生にもよい情報ですね、ありがとうございます。

      教室とかで会うかもしれませんね(笑)
      ぜひよろしくです〜♩

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