憲法 判例を読む

憲法判例百選 21 前科照会回答とプライヴァシーの権利

「問題」:区長による前科の回答は、プライヴァシーを侵害しないか。

「判旨」:前科及び犯罪経歴は人の名誉、信用に直接関わる事項であり、前科等のある者もこれをみだりに公開されないという法律上の保護に値する利益を有するのであって、・・・市区町村長が漫然と弁護士会の照会に応じ、犯罪の種類、軽重を問わず、前科のすべてを報告することは、公権力の違法な行使にあたると解するのが相当である。前科は個人のプライヴァシーの内で最も他人に知られたくないものの一つであり、その公開が公正な裁判の実現のために必須のものであり、他にかわるべき立証手段がないときなどのように、プライヴァシーに優越する利益が存在するのでなければならず、その場合でも必要最小限の範囲に限って公開しうるにとどまる。

「審査基準」:厳格な審査基準を採用。

「考察」:

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