刑法各論

刑法 各論シリーズ 第15回 〜財産罪〜 遺失物横領罪 254条

〜遺失物等横領罪(254条)〜

遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、1年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。

構成要件:

①「遺失物、漂流物その他の離れた他人の物」を

②「横領」したこと

補足:委任信任関係が存在しない点が単純横領罪との違い


 

①「占有の離れた他人の物」:占有者の意思に基づかずにその占有を離れ、まだ誰の占有にも属していないもの、または委任信託関係に基づかずに行為者の占有に属する物。

②「横領」:不法領得の意思に基づいて目的物を自己の事実上の支配下におくこと。すでに自己の占有に属している物を領得する場合には、不法領得の意思が外部的に発現した時点において横領となる。


 

例)

・郵便配達員が誤配達した封書に同封されていた商品券は占有離脱物である。

・友人が家に遊びにきて、預かっておいてあげようとして保管している物は、占有離脱物ではない。

→事務管理が生じるので、委任信任関係が生じている。

・自分の庭に迷い込んだ他人の犬は、占有離脱物。

 

 

本日は以上です。

 

 

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